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クウェートに官民協調融資=1千億円規模-国際協力銀など

2017/04/03 株式会社 時事通信社
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国際協力銀行(JBIC)が日本の3メガバンクなどと、クウェート石油公社傘下の石油精製会社に総額10億ドル(約1100億円)の協調融資を行うことが2日、明らかになった。プラント大手の日揮が参画する製油所の改修事業が対象。日本政府が成長戦略の柱に据える海外での「質の高いインフラ整備」を官民一体で支援する。  この石油精製会社が海外の金融機関から資金を調達するのは初めて。今後もクウェートでは資源・エネルギー関連の大規模投資が見込まれる。協調融資をきっかけに両国の結び付きが強まれば、日本勢のインフラ受注などの追い風となりそうだ。  JBICが5億ドル(約550億円)、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行と英金融大手のHSBCが合わせて5億ドル融資する。期間は11年を予定している。民間銀行分には貸し倒れに備えて、日本貿易保険(NEXI)の融資保険が付く。  改修事業はクウェート南部のミナ・アルアハマディ製油所で行う。原油から硫黄分を取り除く能力を高め、欧州の厳しい環境規制に適合したガソリンや軽油、ジェット燃料を製造できるようにする。 (2017/04/03-14:17)

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