挑戦、団結を訴え=JR東などが「土曜」入社式
新年度がスタートした1日、土曜にもかかわらず、旧国鉄の分割民営化で会社が発足してちょうど30年を迎えたJR東日本などが入社式を開いた。企業の競争が激しさを増す中、各社の経営トップは将来を担う新入社員に挑戦や団結の重要性を訴えた。 さいたま市で開催されたJR東の入社式には約1800人が出席。冨田哲郎社長は「自主自立、お客さま第一、地域密着という会社発足の原点を守りつつ、環境の変化に対して柔軟に自己変革して挑戦を続けていくことが大事だ」と訓示。JR東海の柘植康英社長も入社式で「失敗しても構わない。積極的に一歩前へ出て自分を試してみてほしい」と述べた。 1日付で就任した三越伊勢丹ホールディングスの杉江俊彦社長は、約250人を前に「今日から私も社長として新しいスタートを切った。一緒に会社をより良くしていこう」などと呼びかけた。 みずほフィナンシャルグループやANAホールディングス、ローソンも入社式を行った。トヨタ自動車など多くの企業は週明けの3日に入社式を開く予定だ。 (2017/04/02-09:05)
〔写真説明〕入社式で訓示するJR東日本の冨田哲郎社長(壇上)=1日午後、さいたま市大宮区
〔写真説明〕みずほフィナンシャルグループの合同入社式で、あいさつする佐藤康博社長(壇上)=1日午前、東京都港区
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