日生、賞与3%下げ=マイナス金利影響で収益悪化
2017/03/29
株式会社 時事通信社
日本生命保険が2017年の春闘交渉で、内勤職員の賞与を前年比で約3%引き下げることで労働組合と妥結したことが28日、分かった。日銀のマイナス金利政策の影響で債券などの運用収益が悪化し、17年3月期決算が減収減益となる見通しとなっているため。基本給を底上げするベースアップ(ベア)も行わない。 一方、明治安田生命保険の労使交渉は、政府の賃上げ要請や17年3月期決算での増益見通しを踏まえ、内勤職員の賞与を前年より約1%引き上げることで決着。一部の内勤職員を対象にベアも実施する。 第一生命保険と住友生命保険は内勤職員の賞与を前年と同水準とすることで妥結。ベアはともに組合が要求を見送った。(2017/03/29-18:05)
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