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統合後も「県民銀行」=みなと銀の服部頭取インタビュー

2017/03/28 株式会社 時事通信社
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みなと銀行(神戸市)の服部博明頭取はインタビューに応じ、同じく三井住友フィナンシャルグループ(FG)系列の関西アーバン銀行(大阪市)、りそなホールディングス(HD)傘下の近畿大阪銀行(同市)と基本合意した経営統合について、「地元に密着する『県民銀行』」の姿勢を堅持すると表明した。  -統合の効果は。  滋賀県から兵庫県までネットワークが広がり、情報量が圧倒的に増える。事業承継などで、兵庫県内と他地域の企業のマッチングも可能になり、県内の雇用確保につながると期待している。  -取引先の反応は。  これまでに取引先約1000社に説明して回ったが、みなと銀が(統合後も)独立性を維持することに安心したという声が多い。県民銀行として培った地域社会やお客さまとの関係はいちばん優先すべきだ。  -独立性維持で何を重視する。  兵庫県でのブランド力をさらに高める。(県内で)いちばん身近で相談しやすい銀行にしていきたい。  -統合後の三井住友FG、りそなHDとの関係は。  三井住友とは歴史的な背景もあるので、(三井住友による出資)比率が落ちてもこれまでと同じ関係は続く。りそなの強みやノウハウを吸収していければ、サービスを向上できる。地元に密着する県民銀行(の姿勢)は変わらない。(2017/03/28-16:21)

〔写真説明〕インタビューに答えるみなと銀行の服部博明頭取=23日、神戸市の同行本店

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株式会社 時事通信社

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