英独取引所の合併、不承認へ=EU当局-ロイター報道
2017/03/23
株式会社 時事通信社
【フランクフルト時事】ドイツ取引所とロンドン証券取引所(LSE)の合併計画について、欧州連合(EU)欧州委員会が近く、不承認の判断を下す方針であることが、分かった。ロイター通信が22日、複数の関係筋の情報として報じた。 両取引所は2016年3月に合併で合意したが、EU競争法(独占禁止法)の観点から計画を審査していた欧州委当局が、LSEに傘下の債券取引会社の保有株の売却を要求。LSEはこれに難色を示し、計画の実現が危ぶまれていた。 両取引所をめぐっては、過去に2度、合併構想が浮上しながら破談した経緯があり、今回も頓挫すれば3度目となる。 合併合意後の昨年6月には、英国が国民投票でEUからの離脱を決定。英独間の取引所合併計画にも逆風となっていた。(2017/03/23-18:16)
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