預金保険料、2年ぶり下げ=金融機関の負担減-17年度
2017/03/22
株式会社 時事通信社
預金保険機構は21日の運営委員会で、銀行などの金融機関が納める預金保険料の料率について2017年度から預金額の0.037%(現行は0.042%)に引き下げることを決めた。引き下げは2年ぶり。保険料は金融機関が破綻した際、預金者保護に充てる原資となる。引き下げにより金融機関全体の負担額は年約500億円減る見通しだ。 預保機構は、保険料で積み立てる責任準備金を21年度までに5兆円程度に増やす目標を掲げている。近年は金融機関の破綻がないため、料率を引き下げても目標達成が可能だと判断した。 全国地方銀行協会の中西勝則会長(静岡銀行頭取)は21日、「保険料引き下げを有効に活用し、顧客サービス向上や地方創生の取り組みの強化につなげる」と歓迎する談話を発表した。(2017/03/21-19:42)
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