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調整局面入りへ〔私の相場観〕

2017/03/17 株式会社 時事通信社
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大和証券投資戦略部シニアストラテジスト石黒英之氏  株式市場は調整局面入りを迎え、日経平均株価は6月ごろまで1万8500~2万円のボックス相場となろう。  2001年以降の日米金利差とドル円相場の関係を見ると、金利差が2.5%程度で推移していた時、為替は1ドル=108円程度だった。  ただ、足元では1ドル=113円程度と円安が進行している。トランプ米大統領の経済政策に対する期待感を過度に織り込んでいることが背景だと考える。今後のトランプ政権は、議会と協調しながら政策の実現性を見極める段階に移行していくだろう。また、政治リスクのくすぶる欧州動向も懸念要因だ。  国内でも円安を背景に国内企業の業績改善期待を織り込んできた。4月下旬から始まる決算発表では、企業側が保守的な来期の業績見通しを示すことが予想され、期待とのギャップを修正する場面が到来するだろう。(2017/03/17-14:14)

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