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東芝融資、4月末まで継続=主力行が了承、他行は30日回答

2017/03/16 株式会社 時事通信社
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経営再建中の東芝は15日、取引金融機関向けの説明会を開いた。東芝は2016年4~12月期決算を再延期した経緯や、巨額損失を出した米原発事業の見通しなどを説明した上で、4月末まで融資を継続するよう要請した。主力取引銀行の三井住友銀行、みずほ銀行、三井住友信託銀行は応じる意向を表明した。他の金融機関は今月30日までに回答する。   東芝は信用力の低下を受け、保有する上場株式や不動産の一部、分社化で発足する半導体会社の株式を融資の担保にすることを銀行団に提案し、主力行は了承した。ただ、説明会に出席した金融機関からは、東芝の内部管理体制や決算の再延期を批判する声が出た。一部の地方銀行などが東芝の先行きに不安を抱き、これまでも融資に慎重な姿勢を示しており、4月末までの継続などに応じるかどうかが今後の焦点だ。  金融機関向け説明会は、16年末に巨額損失が発覚してから3回目。東芝は財務悪化で格付けが引き下げられ、融資継続の前提条件となる財務制限条項に抵触した状態が続いている。3月末までの融資については、大半の金融機関が継続で合意している。(2017/03/16-18:11)

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株式会社 時事通信社

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