当面は選別物色〔私の相場観〕
2017/03/08
株式会社 時事通信社
ライズ株式スクール代表・浅野誉士氏 円安が進みにくくなっているため、日経平均株価の上値余地は限られる。当面は業績が好調な個別株の選別物色が有効な投資手法となるだろう。 14、15の両日開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げが確実視される。だが、相場は織り込み済みで、大幅な円安・ドル高は期待できない。日経平均を押し上げるには力不足だろう。 日経平均はチャート面でも、上値めどとして意識される2015年6月の高値(2万0868円)と15年12月の高値(2万0012円)を超えていない。株価基調は依然として下降局面にあると判断できる。下値模索を強いられやすい状態がしばらく続き、5月の大型連休ごろには1万8000円台前半まで下落する可能性もある。 ただ、企業業績は良好で収益の伸長や改善率が大きい企業を丹念に拾う投資は間違っていない。精密機器株や機械株などの押し目買いを勧めたい。(2017/03/08-14:43)
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