相互補完、理想的な関係=りそなHD社長らの一問一答-地銀再編
りそなホールディングス(HD)の東和浩社長、三井住友銀行の国部毅頭取らが3日行った記者会見の主なやりとりは次の通り。 東社長 統合する3行の重複は限定的で、生産性を高めながら営業基盤を相互に補完できる理想的な関係にある。過去の統合事例と比較にならない規模感とスピードで統合効果を実現する。 国部頭取 地方銀行はマイナス金利政策導入など厳しい状況の中、競争も激化しており、従来の延長線上にない戦略が必要だ。3行統合で顧客の利便性やサービスの質も向上する。 -りそなHDと三井住友銀の関係は強まるのか。 東社長 関係が変わることは全くない。 -厳しい国際金融規制がなければ、統合はなかったか。 国部頭取 動かなかったかもしれない。関西アーバン銀行とみなと銀行は統合グループに入った方が大きく成長できる。 -3行の意気込みは。 中前公志近畿大阪銀行社長 関西経済をけん引しながら顧客に支持されなければ意味がない。存在感のある銀行を力を合わせてつくりたい。 橋本和正関西アーバン銀頭取 より一層、地元に貢献できる銀行になると確信している。 服部博明みなと銀頭取 ノウハウを共有すれば、顧客に付加価値の高い商品やサービスを提供できる。(2017/03/03-20:35)
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