中国・京東集団、金融子会社を2370億円で売却=投資グループに
2017/03/06
株式会社 時事通信社
【上海時事】3日付の中国紙、21世紀経済報道によると、中国インターネット通販大手、京東集団(JDドットコム)はこのほど、金融子会社の京東金融(JDファイナンス)をスピンオフ(分離・独立)し、68.6%の保有持ち株すべてを約143億元(約2370億円)で売却することで、投資グループと合意した。 投資グループには京東集団の劉強東会長兼最高経営責任者(CEO)も加わり、株式の4.3%を取得することが決まっているが、他のパートナーは不明だ。 合意によると、売却価格は京東金融の企業価値を500億元超と推計、算出した。 京東集団は、京東金融が累積損失を解消した後に、京東金融が稼ぐ税引き前利益の40%を受け取る権利を留保。 さらに、将来的にこの権利を京東金融の株式40%と交換できる特約も盛り込まれたため、投資グループが実際に行使できる株主権利は、28.6%を下回る。 関係者によると、手続きは今年半ばに完了。京東集団の財務諸表の連結対象から外れる。今のところ、上場の予定はないという。(2017/03/06-08:28)
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