18年4月統合で基本合意=持ち株会社設立-三重銀・第三銀
2017/02/28
株式会社 時事通信社
三重県を地盤とする地方銀行の三重銀行(四日市市)と第二地方銀行の第三銀行(松阪市)は28日、2018年4月をめどに経営統合することで基本合意したと発表した。共同で持ち株会社を設立し、両行が傘下に入る。長引く低金利や人口減少で経営環境が悪化する中、統合で業務の効率化を図り、生き残りを目指す。 総資産額は、両行の単純合算で約4兆219億円(16年12月時点)。三重県内では百五銀行(津市、総資産5兆6204億円)に迫り、全国の地銀では中堅規模となる。 今後、持ち株会社の所在地、トップ人事などを詰め、9月までに最終契約を結ぶ。将来的には、両行の合併も検討する。三重銀が三井住友銀行の親密地銀である一方、第三銀はみずほ銀行と近く、大手銀グループの系列を超えた再編となる。 関西圏では、関西アーバン銀行(大阪市)、みなと銀行(神戸市)、近畿大阪銀行(大阪市)の3行が経営統合する方向で協議中。厳しい事業環境を背景に、地銀の再編が活発になっている。(2017/02/28-17:08)
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