米保険AIG取締役会、CEO解任を検討か=業績不振の責任追及へ-WSJ紙
2017/03/01
株式会社 時事通信社
【ニューヨーク時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ、電子版)は27日、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の取締役会がピーター・ハンコック最高経営責任者(CEO)を解任する可能性を含めて検討していると報じた。3月初旬に開催予定の取締役会で業績不振の責任を追及するという。 ハンコック氏を除く15人の役員が同氏の解任や報酬削減などを議論する見通し。AIGは2016年1月、一部事業の切り離しやコスト削減などを通じ、2年間で250億ドルを配当や自社株買いで株主還元する方針を決定。しかし、16年10~12月期に30億ドル(約3400億円)超の純損失を計上し、経営責任を求める意見が強まっていた。 ハンコック氏は地銀大手キーコープ副会長などを経て、10年にAIG入社。14年9月から現職に就いている。(2017/02/28-19:01)
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