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「円独歩高」が株安要因に〔私の相場観〕

2017/02/27 株式会社 時事通信社
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みずほ証券シニアテクニカルアナリスト三浦豊氏  米国株が連騰する一方、日経平均株価がほぼ横ばいなのは、円高圧力が原因だろう。今後、欧州で選挙に向けて政局不安が高まれば、ユーロが売られる。日米首脳会談では為替相場への言及がなかったが、今後、トランプ米大統領がドル高をけん制する発言をする可能性があり、対ユーロ、対ドルとも円が買われ、独歩高も想定される。  トランプ米政権の税制改革への期待から米国株は上昇してきたが、議会演説で具体策が出ないと市場に失望を与える。ニューヨーク株式相場でダウ工業株30種平均の2万ドル割れも考えられる。  為替市場で円相場が1ドル=115円を超える円安となり、ダウ30種平均が2万1000ドルを上回れば、日経平均が一時的に2万円を回復することもあるだろう。  トランプ政権の閣僚人事の承認が遅れ、経済政策も具体化しない中、政策を催促する相場になると日経平均の2万円回復は難しいだろう。(2017/02/27-14:23)

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