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政治情勢を意識〔私の相場観〕

2017/02/21 株式会社 時事通信社
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ニッセイ基礎研究所チーフエコノミスト矢嶋康次氏= トランプ米大統領就任から1カ月が経過した。今年前半に関しては大統領選挙を控えたフランスなど欧州も含め政治情勢がより意識されるだろう。今後は政治面の不確実性から日経平均株価は変動率が大きくなりそうだ。  トランプ氏はメキシコや中国などに対して過激発言をしては少しずつ現実路線に回帰させることを続けたが、今後は議会運営に関心が集まろう。トランプ政権が米通商代表部(USTR)代表に推しているライトハイザー氏は1980年代のレーガン政権で同部次席代表として豪腕を振るった人物だ。自動車業界などへ相当強硬な要求をしてくるとみられる。  経済面では4月から始まる日米経済対話に注目したい。安倍晋三首相が訪米時に提案した高速鉄道システムが採用されれば、相場の上昇に寄与する。日経平均は6月くらいまでに2万円台を回復する場面もあるが、その後は1万9000円前後で推移するとみている。(2017/02/21-14:22)

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株式会社 時事通信社

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