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東芝支援、重ねて表明=決算延期は「残念」-三井住友銀頭取

2017/02/17 株式会社 時事通信社
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三井住友銀行の国部毅頭取は16日、米国の原発事業で巨額損失を計上する東芝について「経営改善の対策を聞いた上で、メインバンクとして可能な限りサポートしていく」と述べ、再建を支援する方針を重ねて表明した。会長を務める全国銀行協会の記者会見で語った。  東芝が2016年4~12月期決算の発表を延期したことには、「内部管理体制に依然として課題があり大変残念だ」と指摘。「ガバナンス(企業統治)体制をしっかり強固なものにしてほしい」と改革への努力を要請した。さらに、「どういうビジネスモデルで成長していくのか提示することが必要だ」とも語り、事業戦略の再構築に期待を示した。   東芝は、資本増強策を講じなければ3月末時点で株主資本がマイナスになり、負債が資産を上回る債務超過に陥る見通し。東芝は好調な記憶用半導体フラッシュメモリー事業を分社化し、外部の出資を受け入れて早期に資本を増強する計画だ。国部頭取は一時的に債務超過となった場合でも、「メモリー事業の企業価値を活用することで、実態としては株主資本がプラスを維持する」との認識を示した。(2017/02/17-17:15)

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