市場の不信感募る=東芝の決算延期批判-日証協会長
2017/02/15
株式会社 時事通信社
日本証券業協会の稲野和利会長は15日の記者会見で、東芝が2016年4~12月期決算の正式発表を延期したことについて、「市場では(東芝に対する)不信感が募っている。不祥事の発生以降、決算発表の延期は今回で3度目。財務情報の信頼性が続けざまに揺らぐことは極めて問題だ」と厳しく批判した。 東芝が昨年末になって米国の原発建設会社買収に伴う巨額の減損損失を認識したことについて、稲野会長は「ガバナンス(企業統治)が機能していなかったのではないか。日本を代表する企業がこのような状況にあるのは誠に残念だ」と語った。(2017/02/15-16:51)
この記事の情報発信者
株式会社 時事通信社
時事通信社は、日本の代表的な通信社として、速報性と専門性を兼ね備えたニュースを新聞社、放送局だけでなく、金融機関、官公庁、ポータルサイト向けなど、様々な分野に提供しています。