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三井住友トラスト、大久保氏の社長昇格発表=信託銀は橋本氏

2017/02/15 株式会社 時事通信社
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三井住友トラスト・ホールディングス(HD)は14日、次期社長に大久保哲夫副社長(60)、傘下の三井住友信託銀行の次期社長には同行の橋本勝副社長(59)がそれぞれ昇格するトップ人事を発表した。4月1日付。6月の株主総会後に社外取締役の権限が強い指名委員会等設置会社に移行するのに合わせ、経営陣を刷新する。  HDの北村邦太郎社長(64)と信託銀の常陰均社長(62)は信託銀の共同会長となる。常陰氏が務めているHDの取締役会議長には、JXホールディングス前社長の松下功夫相談役(69)を招く。いずれも株主総会後に就任する。議長に外部人材を登用するのは企業統治を強化するのが狙いだ。  三井住友トラストは、2011年4月に旧住友信託銀行と旧中央三井トラスト・ホールディングスが経営統合して発足した。常陰、大久保両氏は旧住友信託、北村、橋本両氏は旧中央三井の出身で、両行出身者がポストを分け合う体制が続く。   大久保氏は、個人や法人、企画など幅広い部門を経験。経営統合を陣頭指揮した。記者会見した大久保氏は「少子高齢化で資産形成や資産承継のニーズが高まっており、専業信託として顧客の期待に応える」と強調した。  橋本氏は、貸出金利の低下など銀行経営の環境が厳しくなっていることについて、「手数料ビジネスを中心に、安定的に収益を稼ぐ体制を構築する」と述べた。(2017/02/15-17:12)

〔写真説明〕社長交代の記者会見に臨んだ三井住友トラスト・ホールディングスの大久保哲夫次期社長(右)と北村邦太郎社長=14日午後、日銀本店

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