豪保険サンコープ、1.7%増益=NZ事業は地震で悪化-16年12月中間期決算
2017/02/09
株式会社 時事通信社
【シドニー時事】オーストラリアの保険大手サンコープ・グループが9日発表した2016年12月中間期決算によると、純利益は前年同期比1.7%増の5億4200万豪ドルとなった。 税引き後利益を部門別に見ると、保険が42.5%増の3億6900万豪ドル、銀行が横ばいの2億0700万豪ドル、ニュージーランド事業が53.8%減の3600万豪ドルだった。 ニュージーランド事業では、昨年11月に起きたマグニチュード(M)7.8の地震により、保険請求が増えた。南島の観光地カイコウラで多数の家屋が被害を受けたほか、首都ウェリントンでも多くのビルが被災し、使えなくなった。 ニュージーランド保険協会(ICNZ)によると、地震に伴う保険請求額は9億NZドルを超えている。保険請求の65%はウェリントンからという。(2017/02/09-13:45)
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