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半導体入札、3日に手続き開始=米提携企業が関心-東芝

2017/02/03 株式会社 時事通信社
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東芝は分社化する記憶用半導体フラッシュメモリー事業について、出資企業を選ぶ入札の手続きを3日から本格的に始める。ハードディスクドライブ(HDD)大手の米ウエスタンデジタル(WD)や欧米の投資ファンドなどが関心を示しており、2月中にも出資企業が決まる見通し。分社して設立するメモリー会社に2割弱の出資を得て、2000億~3000億円の資本調達を目指す。  WDは三重県四日市市でのフラッシュメモリー製造で東芝と提携しており、他社への技術流出を避けるため、出資を検討しているとみられる。台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業も浮上している。  東芝の医療機器子会社を昨年買収したキヤノンは、入札まで期間が短く、十分な資産査定ができないとして、「現状の見通しでは投資は大変難しい」(田中稔三副社長)との姿勢を示している。  投資ファンドでは、電機業界への投資実績がある米シルバーレイク・パートナーズなどが取り沙汰されている。  東芝は米原発事業で最大6800億円の巨額損失が生じる可能性がある。負債が資産を上回る債務超過を避けるため、稼ぎ頭のメモリー事業を分社化し、外部出資を仰ぐと発表している。(2017/02/03-07:37)

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株式会社 時事通信社

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