米メットライフの10~12月期、営業利益2.8%増=市場予想は下回る
2017/02/02
株式会社 時事通信社
【ニューヨーク時事】米生命保険最大手メットライフが1日発表した2016年10~12月期決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比2.8%増の14億1500万ドル(約1600億円)となった。主力の米州での保険料等収入が堅調だった。 ただ、1株当たり利益は1.28ドルで、市場予想平均(トムソン・ロイター調べ)の1.34ドルを下回った。 純損益は21億3300万ドルの赤字(前年同期は7億8500万ドルの黒字)。金利や為替変動に備えたデリバティブ(金融派生商品)取引で32億ドルの損失を計上したことが響いた。 営業収入は0.5%減の172億0300万ドル。保険料等収入は0.6%減の123億5100万ドル。投資収入は2.5%増の50億3700万ドルだった。 地域別の営業利益は米州が19%増、アジアが17%増、欧州・中東・アフリカは33%増となったが、ラテンアメリカは22%減だった。 16年12月通期の営業収入は0.9%減の688億7800万ドル、営業利益は7.2%減の50億8900万ドルだった。(2017/02/02-19:02)
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