メットライフ、保険料を引き上げ=超低金利の長期化反映
2017/02/01
株式会社 時事通信社
メットライフ生命保険は1日、保険料を毎月納める平準払い保険商品の一部について、保険料を上げると発表した。超低金利の長期化を受け、金融庁が保険料算出の目安となる「標準利率」を4月に現在の1.0%から0.25%に引き下げることに対応した措置。他の生保各社も値上げを検討中で、今後こうした動きが広がりそうだ。 値上げするのは死亡時に保険金が支払われる終身保険。途中解約時の返戻金が少ない「低解約返戻金型」と「引受基準緩和型」の2種類の商品で値上げする。契約者に約束する利回りである予定利率は現行の1.5%と1.85%から、いずれも0.6%に下がる。予定利率が下がると、受け取る保険金が同額の場合、保険料は上がる。 新料金は引受基準緩和型が2月2日、低解約返戻金型が3月1日の契約分からそれぞれ適用される。(2017/02/01-16:48)
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