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日経平均は大きく変動〔私の相場観〕

2017/01/31 株式会社 時事通信社
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SMBCフレンド証券チーフマーケットエコノミスト岩下真理氏  トランプ米大統領の言動などを受けて、日経平均株価は大きく変動しそうだ。昨年から日経平均の上昇を主導した「トランプ相場」は、12月中旬ごろの政策期待が高かったときと比べれば上昇加速感はなくなっている。次の上昇の起点は、債券分析の観点から見ると、米長期金利動向だ。10年物米国債利回りは当面2.3~2.6%と考える。これを超えるとドル高の進行が円安を促し、再度、日経平均の上昇を誘うだろう。  トランプ氏は大統領令の連発で支持者の期待をつないでいるが、多くの市場関係者が注目する大幅減税やインフラ投資に関しては議会との交渉が必要だ。公約の6~7割が実現できれば良しとすべきだが、マーケットの反応は読みにくい。この点を踏まえ、日経平均の年度末のレンジは1万8200~2万500円と予想する。足元の注目点は、2月にも明らかにされる米予算教書の内容となるだろう。(2017/01/31-16:45)

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