東京TYFG、池田泉州HDが業務連携協定=相互の取引先マッチング
2017/01/30
株式会社 時事通信社
東京TYフィナンシャルグループ(FG)と池田泉州ホールディングス(HD)は27日、業務連携協定を結んだと発表した。東京と大阪の二大都市圏を地盤とする両社は、相互の取引先のビジネスマッチングや合併・買収(M&A)の仲介などを進める。 池田泉州HDの井上基取締役は27日記者会見し、「純粋にビジネスでの連携であり、アライアンスや経営統合は一切、視野に入っていない」と説明した。 両社は2014年からM&Aに関して情報を交換しており、連携を拡大する。取引先のビジネスマッチングのほか、商談会を開いて互いの地域の小売業バイヤーらを紹介し合い、取引先の販路拡大につなげる。また、中国拠点や東南アジアの提携銀行などのネットワークを相互に活用し、取引先の海外事業を支援する。 M&A仲介では、例えば、後継者を確保できず会社を売却したい東京の中小企業に対し、東京進出を目指す大阪の中小企業が興味を示すケースなどを想定している。 東京TYFGの合併、システム統合後には、現金自動預払機(ATM)の相互開放や、相続関連サービスの利便性向上にも取り組む方針だ。(2017/01/27-20:19)
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