朝日生命社長に木村常務=佐藤氏は会長-4月1日付
2017/01/30
株式会社 時事通信社
朝日生命保険は27日、木村博紀常務(55)が社長に昇格する人事を発表した。佐藤美樹社長(67)は代表権のある会長に就任する。いずれも4月1日付。業績が底を打ち、若返りを図る。同社のトップ交代は2008年7月以来約9年ぶり。 朝日生命は、運用利回りが契約者に約束した予定利率を下回る「逆ざや」を解消できず、厳しい経営が続いている。記者会見した佐藤氏は、利益率の高い医療や介護など保障性商品から得られる年間の保険料収入が15年に増加に転じたと指摘。その上で、「(業績は)最悪期から脱出し、反転への道筋を付けることができた」と後進に道を譲る理由を述べた。 木村氏は運用部門の経験が長く、「(高利回りの外債投資などで)利息・配当金収入を積み上げ、逆ざやを着実に改善していきたい」と抱負を語った。
木村 博紀氏(きむら・ひろき)慶大経卒。84年朝日生命保険入社、13年取締役、15年4月常務。和歌山市出身。(2017-/01/30-14:18)
〔写真説明〕木村博紀氏
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