〔決算〕藍沢証券、4~12月期は営業損失=10~12月期は黒字転換
2017/01/27
株式会社 時事通信社
藍沢証券=2016年4~12月期の連結業績は減収、営業損益は赤字となった。営業損益を四半期の推移で見ると、10~12月期は「トランプ相場」で個人投資家の取引が回復し、15年10~12月期以来、4四半期ぶりに黒字転換したが、上半期の不振が響いた。 昨年11月の米大統領選後の株価上昇を受け、委託手数料が回復してきたことから、記者会見した藍沢基弥社長は「何とか1~3月期を頑張って(通期で)黒字回復したい。それが十分可能な状態にある」と話した。足元の相場環境については「トランプ大統領に振り回され、変動の非常に激しい相場が当分の間続くだろう」との見通しを示した。 受け入れ手数料は、前年同期比31.2%減の49億1000万円。このうち、委託手数料は、28.9%減の37億4800万円、投資信託の販売など「募集・売り出し等の手数料」は、54.3%減の4億5900万円と半減した。トレーディング益は、7.9%増の23億8600万円だった。(2017-01-27-15:01)
この記事の情報発信者
株式会社 時事通信社
時事通信社は、日本の代表的な通信社として、速報性と専門性を兼ね備えたニュースを新聞社、放送局だけでなく、金融機関、官公庁、ポータルサイト向けなど、様々な分野に提供しています。