地方創生に貢献、初の表彰=15地域金融機関-政府
政府のまち・ひと・しごと創生本部は18日、地方銀行の八十二銀行(長野市)など15地域金融機関の経営トップを内閣府に招き、地域の活性化に貢献したとして表彰した。観光振興や少子化対策、空き店舗の有効活用などを支援する取り組みを評価した。政府が地方創生に関し民間金融機関を表彰するのは初めて。 自治体などと連携し、地方創生を主導したと認定された具体策は、2016年度に計34件(前年度25件)に上った。八十二銀のほか、十八銀行(長崎市)、常陽銀行(水戸市)、伊予銀行(松山市)などの地銀に加え、十勝産チーズの付加価値化で知られる帯広信用金庫や、移住者の創業を後押しする、のと共栄信用金庫(石川県七尾市)のトップらに賞状が授与された。 政府が地方創生に本腰を入れてから2年が経過し、17年度は所得向上を柱に「事業展開期の第2ステージを迎える」(内閣府幹部)。地域経済の活性化や地方への移住促進に向け、金融機関の果たす役割は大きく、湯本昭一・八十二銀頭取は表彰式で「温泉街再生を面的に広げる試みと、関係者の意識改革にリーダーシップを発揮したい」と語った。(2017/01/18-16:29)
〔写真説明〕地方創生に貢献したとして、政府から表彰を受けた地方銀行の首脳ら=18日午後、東京・永田町の内閣府
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