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AI、資産運用で活用=事務処理も-三菱UFJ信託社長

2017/01/13 株式会社 時事通信社
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三菱UFJ信託銀行の池谷幹男社長はインタビューに応じ、人工知能(AI)を使って投資判断をして運用する投資信託について「昨年の英国の欧州連合(EU)離脱決定時の相場変動も学習させ、なかなかのパフォーマンスだ。(AIを活用した)資産運用分野で先頭を走りたい」と強調した。  同行では、株式市場に影響を与える金利や投資家心理などに関する指標をインプットし、相場上昇局面などの株価変動を予想するAIを開発。投資信託として商品化し、昨年12月、機関投資家向けに販売を始めた。近く個人向けにも販売していく方針だ。  池谷社長は「まだまだ初期段階だが、さらにどのようなファンドで活用できるのか考えたい」と話し、新たな金融商品の開発に意欲を見せた。  また、AIを行内の事務処理にも活用する意向を表明。既に一部で実証実験を始めたという。池谷社長は「教育資金贈与信託や企業年金の事務作業、株主名簿管理などでもAIの活用は可能だ。経費削減効果を期待したい」と述べ、実用化に向け検討を急ぐ考えを示した。(2017/01/13-07:01)

〔写真説明〕インタビューに答える三菱UFJ信託銀行の池谷幹男社長=11日午後、東京都千代田区

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株式会社 時事通信社

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