三重銀、第三銀が統合交渉=生き残り目指し17年度にも
2017/01/05
株式会社 時事通信社
三重県に拠点を置く地方銀行の三重銀行(四日市市)と第二地銀の第三銀行(松阪市)が経営統合を検討していることが5日、分かった。人口減少や低金利で経営環境が悪化する中、統合による合理化などで生き残りを図る。2016年度中にも交渉を合意させ、17年度中の統合を目指す。地銀・第二地銀では再編機運が高まっており、こうした動きがさらに広がりそうだ。 両行は、共同持ち株会社の設立や合併などを検討するとみられる。総資産額は単純合算で約3兆9700億円(16年9月末)で、全国の地銀では中堅規模となり、三重県内では最大手の百五銀行(津市、総資産5兆3800億円)に迫る。 地銀・第二地銀では、昨年4月に横浜銀行と東日本銀行(東京)が経営統合し、コンコルディア・フィナンシャルグループが誕生するなど再編が加速している。親和銀行(長崎県佐世保市)を傘下に持つふくおかフィナンシャルグループと十八銀行(長崎市)も統合に向けた手続きを進めており、同じ県・地域内の地銀の集約に向けた動きが他でも出ている。(2017/01/05-17:20)
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