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肥後銀、観光振興で新会社設立=熊本県と組み復興目指す

2016/12/26 株式会社 時事通信社
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九州フィナンシャルグループ傘下の肥後銀行は26日、熊本県と連携し観光振興や地域活性化を専門に取り組む新会社「くまもとDMC」を共同で設立したと発表した。新会社は、市場調査や旅行商品開発などの業務を通じ、熊本地震の影響で落ち込んだ観光産業の再建と復興を図る。  本社を熊本市内に置き、資本金は5000万円。肥後銀が地震後に立ち上げた復興支援ファンドからの4600万円などに加え、県が近く200万円を出資する。社長には、前副知事で熊本空港ビルディング社長の村田信一氏が就いた。  新会社では、熊本の強みである食と観光のブランド化に重点を置く。内外観光客を対象にしたマーケティング調査に力を入れ、調査内容に基づいた旅行商品の開発や観光PRなどに取り組む。地域観光づくりのコンサルタント業務も行う。社員は、マーケティングや地域起こしの専門家ら6人を含め9人。  同日記者会見した村田社長は「新たな熊本観光をデザインし、地域にお金が落ちるビジネスを生み出していく」と語った。  国は現在、地域の観光戦略の司令塔を担う日本版DMO(観光地域づくり推進法人)の設立を呼び掛けており、新会社はその一環として設けられた。(2016/12/26-18:37)

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株式会社 時事通信社

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