AIで営業力アップ=生保業界初-日本生命
2016/12/16
株式会社 時事通信社
日本生命保険は16日、人工知能(AI)を保険販売の営業活動に役立てる取り組みを来年4月に始めると発表した。家族構成を含めた顧客情報や成績優秀な営業職員の活動パターンなどの膨大なデータをAIで分析。全国の約5万人の営業職員に携帯端末を通じて商品を提案する最適なタイミングなどを助言し、営業力の向上につなげる。 日本生命によると、営業活動の支援にAIを活用する取り組みは生保業界で初めてという。 経験の浅い営業職員はこれまで、ベテランの先輩にノウハウを学び営業に生かすことが多かった。しかし、過去の経験の伝承だけでは営業成績に結び付かないケースもあり、日本生命はデータ分析を加えた具体的な助言で営業活動を後押しすることにした。約1000万人分の既存の顧客情報と過去に営業提案などを行った約3000万人分のデータを活用し、顧客開拓を目指す。(2016/12/16-18:09)
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