キャリア
オリックス、ブラジルのＲＢキャピタルを買収＝中南米での資産運用拡大
2016/12/16
株式会社 時事通信社
オリックスは１６日、米国現地法人オリックスＵＳＡを通じ、ブラジルの不動産証券組成・資産運用会社、ＲＢキャピタルの株式６８．３％を取得したと発表した。中南米での資産運用ビジネスの拡大が狙い。取得額は公表していない。 ＲＢキャピタルは１９９９年設立。不動産証券化商品の累計発行額約２３０億レアル（約８０００億円）はブラジル１位、アセットマネジメント部門の運用資産約２６億レアル（約９００億円）は同９位。ブラジルの不動産証券化市場の草分けとして、高い知名度や広範な顧客基盤を持つという。 オリックスは、ブラジルの経済状況は政治的混乱などから一時的に停滞しているが、国民の約半数が中間所得層であり、中長期的な成長が期待されると評価。海外投資家による不動産関連投資の再開の動きが活発化しつつある指摘する。 同社は１２年にブラジルに投資会社を設立している。今後はＲＢキャピタルを中南米での投資・資産運用ビジネスのプラットフォームと位置づけ、オリックスＵＳＡの統括の下で、ブラジル初め中南米各国における投資機会を探り、米州全体での事業拡大を図る。（2016/12/17-15:20）
この記事の情報発信者
株式会社 時事通信社
時事通信社は、日本の代表的な通信社として、速報性と専門性を兼ね備えたニュースを新聞社、放送局だけでなく、金融機関、官公庁、ポータルサイト向けなど、様々な分野に提供しています。
