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英保険市場ロイズ、一部業務をEUに移転検討=離脱に備え-FT紙

2016/12/16 株式会社 時事通信社
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【ロンドン時事】英経済紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は15日、英国にある世界的な保険取引市場「ロイズ・オブ・ロンドン」が英国の欧州連合(EU)離脱に備え、業務の一部をEU側に移す方向で準備を進めていると報じた。ロイズは5つの選択肢の中から業務の移転先を選び、来年2月に組合員に提案する方針という。どの業務を移すかは不明。  英国がEUを離脱した場合、英国に拠点を置く金融機関はEU域内で自由に営業できる「パスポート」を失う恐れがあり、対応を検討している。同紙によると、ロイズのネルソン会長は「他の金融機関と同様、少なくとも(リスクを)防止するために、われわれも自分たちのプランを俎上に載せる必要がある」と協調。収入の11%を占める他の欧州諸国との取引を守るため、早く準備を始めるべきだと判断したと指摘した。  ロイズは英国に残る選択肢が最善と考えているが、それが可能になるのは、英政府とEU間の交渉で在英金融機関に単一市場内でこれまで通りの取引が認められ、変化がない場合に限られるという。(2016/12/16-17:24)

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