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「過度な規制」見直しを=日本貸金業協会の山下会長-改正貸金業法

2016/12/12 株式会社 時事通信社
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消費者金融業者などが加入する日本貸金業協会の山下一会長はインタビューに応じ、改正貸金業法による業界規制について、「過度な規制は見直す時期に来ていると思う」と主張した。  -業界の動向は。  消費者向け無担保融資は残高減少に歯止めがかかり、増加に転じた大手業者もある。業界全体でも、あと1年程度で反転すると思う。  -過払い金返還請求の影響は。  業界負担はピークの年1兆円に比べて4分の1になった。しかし、融資残高も縮小しており、負担感は変わらない。  -健全化は進んだか。  協会は業者の監査を行い、顧客向けの相談体制強化を求めている。業界は健全化に真摯(しんし)に取り組んでおり、過酷な取り立てや過剰融資を行う業者は皆無と言ってもいい。「サラ金」のイメージを脱却する取り組みをしている。  -現在の規制をどう捉えている。  自由経済の中で、過度な規制は見直す時期に来ていると思う。企業倫理の強化などで(問題を)防止するのが本筋だ。  -業界の将来像は。  新たな収益源は銀行のカードローンの保証業務だ。銀行の圧倒的な集客力と貸金業者のノウハウを組み合わせる。(2016/12/12-17:28)

 〔写真説明〕インタビューに答える日本貸金業協会の山下一会長=東京都港区

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株式会社 時事通信社

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