海外勢の買い続く〔私の相場観〕
2016/12/12
株式会社 時事通信社
東洋証券マーケット支援部長檜和田裕昭氏 東京株式市場は、米大統領選挙後に相場環境が明らかに変化した。円安・株高が同時に進行しているため、外国人投資家の買いが続くとみている。今年最後となる米連邦公開市場委員会(FOMC)後は、瞬間的な利食い売りが出るが、トランプ次期米大統領への期待から日経平均株価は比較的しっかりとした値動きとなろう。 日本市場の主要参加者である外国人投資家は、11月になってやっと買い越しに転じたが、それまでの売り越し分を十分にはカバーできていない。主要企業の下期の想定為替レートは直近の円相場と比べると10%近く円高となっており、業績の上振れ分はまだまだ織り込めていない。 今後は業績の改善期待と、新大統領就任後はメディアが批判を控えるハネムーン期間を考えると、株式市場にとって良い環境が続く。日経平均は来年にかけて2万円台回復もあるだろう。(2016/12/12-14:27)
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