独半導体関連の買収断念=米禁止令受け-中国投資会社
2016/12/09
株式会社 時事通信社
【北京、フランクフルト時事】中国の投資会社、福建グランド・チップ・インベストメント・ファンドは、計画していたドイツ半導体プラント製造大手エクストロンの買収を断念した。オバマ米大統領が安全保障面の懸念から米子会社の買収を禁止したためで、エクストロンが8日発表した。 米政府はエクストロンの技術が中国に軍事利用される恐れがあると判断。オバマ氏は2日、対米外国投資委員会(CFIUS)の勧告に基づき、買収禁止の大統領令を発していた。 トランプ次期米大統領は経済分野で、オバマ氏より強硬な対中姿勢を見せており、新政権発足後に米中間の摩擦が激化する可能性がある。中国が海外で活発に進めている買収計画が、相次いで阻止される事態も予想される。(2016/12/09-17:08)
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