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業績織り込み、しっかりに〔私の相場観〕

2017/04/11 株式会社 時事通信社
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東洋証券ストラテジスト大塚竜太氏
 シリア情勢に加え、北朝鮮でも最高人民会議、故金日成主席生誕105周年と続くため、週内は動きにくい。来週以降はこうした行事を通過し、少し動きやすくなるだろう。
 4月は例年、海外勢の買いが入るが、今年は「森友問題」により政治面での不透明さが意識されたのか、相場は盛り上がっていない。こうした中で地政学的問題も持ち上がり、投資のきっかけがつかめなかった。3月期決算企業の業績発表が20日ごろから始まる。まずまずだった前期の実績や、増益が見込まれる今期計画を織り込む形で株価は徐々にしっかりしてくるのではないか。
 日経平均株価の月内のレンジは、1万8500~1万9500円程度とみている。業種別では、金融株や景気敏感株に注目している。最近の株価調整の場面で売られたこれらセクターが今後リバウンドしてくるかを確認したい。(了)

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