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インターネット動画で学ぶ『もっと知ってほしい造血幹細胞移植のこと』 特設ウェブサイト作成

2017/04/05 認定NPO法人キャンサーネットジャパン
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2017年3月29日

認定 NPO 法人キャンサーネットジャパン

インターネット動画で学ぶ『もっと知ってほしい造血幹細胞移植のこと』

特設ウェブサイト作成 視聴用動画を無料公開

 

 認定NPO法人キャンサーネットジャパン(以下、CNJ)は、がん医療について科学的根拠に基づいた正しい情報を提供することを目的に、自治医科大学附属病院・さいたま医療センター血液科の神田善伸先生監修のもと、インターネット動画で学ぶ特設サイト「もっと知ってほしい造血幹細胞移植のこと」を作成いたしました。

 

 このウェブサイトでは、白血病・悪性リンパ腫などに対する根治的治療法である造血幹細胞移植(骨髄移植・末梢血幹細胞移植・臍帯血移植)治療を専門とする5名の医師が分かりやすく解説した動画を、スマートフォンやタブレットで、いつでもどこでも繰り返し無料で視聴できます。

 

 日本造血細胞移植学会の報告によると、年間5,000件を超える造血幹細胞移植が行われていますが、造血幹細胞移植が治療選択肢にあがる患者は、診断直後に治療開始が必要で入院が長期に渡ることもあり、情報を得る機会が少ないのが現状です。移植による特殊な免疫反応であるGVHD(移植片対宿主病)や拒絶生着不全といった副作用、大量の抗がん剤、全身放射線照射等による晩期合併症についても理解をすることが困難です。

 

 また、造血幹細胞移植は、患者に対して高リスクな治療法であるだけではなく、多くがドナーという健常者の協力によって成立する特殊な医療です。ドナーが実際に提供に至るまでには本人の自発的な提供意思のみならず、家族の正しい理解と同意が必要で、検査通院や入院も伴うため、広く社会の理解、特に勤務先などの協力や支援が得られないと困難です。

 

 このような背景から、造血幹細胞移植を受けるがん患者や、骨髄を提供するドナーや家族が、リスクとベネフィットについて深く理解し、納得したうえで移植治療を受けられるようにと作成しました。ついては、このウェブサイトを活用し、患者や家族、そしてドナーが医師とのより良いコミュニケーションを築くためのツールとして役立ててほしいと願っています。

 

認定 NPO 法人キャンサーネットジャパン

1991 年に、二人の医師により、米国における乳がん患者向け冊子を翻訳・出版・無償配布したことに始まり、以来、FAX、E メールによるセカンドオピニオンサービス、NCIPDQ の翻訳 Web 公開(現在は終了)等で標準治療の普及に貢献してきた。2001 年に NPO 法人化、同年ホームページが日経インターネットアワードを受賞。2007 年からは組織を一新し、専用事務局を開設し、がん医療の啓発イベントの開催、教育事業等を通して、一貫して「科学的根拠に基づくがん医療の普及啓発」に取り組む。これらの活動を通して、がんと向き合う人々が、自分らしくがんと向き合える社会を実現することを目指している。がんの最新情報発信のため 2014 年から毎年夏に開催している Cancer Forum は、2,000 名以上の参加者が集い、がん患者・家族らのための最大級のイベントとなっている。2016 年 8 月、認定 NPO 法人となる。

 

 

【もっと知ってほしい多発性骨髄腫のこと お問い合わせ】

認定 NPO 法人キャンサーネットジャパン

担当:古賀真美 koga@cancernet.jp

Tel. 03-5840-6072 / Fax. 03-5840-6073

 

リリース元URL:http://www.cancernet.jp/upload/press/hematolog-Release170329.pdf

 

 

この記事の情報発信者

認定NPO法人キャンサーネットジャパン

科学的根拠に基づくがん医療の普及啓発により、がんと向き合う人々が、自分らしくがんと向き合える社会を実現することを目指して活動しています。過去に開催したセミナー等の講義をインターネット上で視聴できる「キャンサーチャンネル」も有用です。

[HP] http://www.cancernet.jp/

インターネット動画で学ぶ『もっと知ってほしい多発性骨髄腫のこと』 特設ウェブサイト作成
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