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中田大和証G社長:英EU離脱、「フランクフルト、ダブリンに拠点検討」

2017/04/03 株式会社 時事通信社
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大和証券グループ本社の中田誠司社長は3日、記者団に対し、英国の欧州連合(EU)離脱に伴い、「もし単一(金融)パスポートがなくなれば、ユーロ圏内に新たな拠点を設けないといけない」と述べ、離脱に伴う影響を回避するため、EU圏内に新たに現地法人を設立する方針を示した。候補地は「(ドイツの)フランクフルトか(アイルランドの)ダブリンを軸に検討している」とし、数十人規模の拠点になる見通し。   中田社長は「ブレグジットの進捗(しんちょく)状況を踏まえ、他社に遅れることのないよう、早い時期に決めたい」と語った。候補地の絞り込みについては「フランクフルトのほうが現時点では少し優先しているが、まだ分からない」と述べるにとどめた。  大和はロンドンの現法を通じ、金融機関がEU単一市場内で自由に営業活動ができる「パスポート」を取得している。(2017/04/03-12:51)

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