黒田電気株、3分の1超保有=総会で拒否権-旧村上系
2017/03/16
株式会社 時事通信社
旧村上ファンド系の投資会社レノ(東京)が16日、関東財務局に提出した株式の大量保有報告書によると、黒田電気株の共同保有比率が9日付で33.89%まで上昇した。議決権ベースでも35.5%と、3分の1を超え、株主総会で定款変更などの特別決議案を単独で拒否できる権利を得た。6月の定時総会をにらんだ動きとみられる。 2015年8月に臨時株主総会で、旧村上ファンド代表の村上世彰氏らの取締役選任を求める株主提案を行った頃と比較すると、持ち株比率はほぼ倍増した。黒田電気によると、現時点で株主総会に向けた要求などはないという。 黒田電気株は、世彰氏の長女絢氏が代表を務めた投資会社C&Iホールディングス(東京)が買い増しを進めてきた。しかし、絢氏は代表を辞任し、その後はレノが中心となって株式の追加取得を続けている。(2017/03/16-17:58)
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