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トヨタ、メガ銀が共同事業＝「脱石油」支援で閣僚級会合－日・サウジ
2017/03/15
株式会社 時事通信社
日本、サウジアラビア両政府は１４日、日本の経済協力について話し合う閣僚級会合「日・サウジ・ビジョン２０３０共同グループ」を東京都内で開いた。石油依存からの脱却を目指すサウジの経済・社会改革を日本が支援するため、エネルギーや娯楽など９分野で約３０件の共同プロジェクトを進める。これに併せ、トヨタ自動車や３メガバンクなどが現地で共同事業を行うことで合意した。 閣僚級会合は２０１６年１０月以来、２回目。日本からは世耕弘成経済産業相らが、サウジ側はファキーフ経済企画相らが出席した。 世耕氏は会合の冒頭であいさつし、「両国関係の新たな時代の幕開けだ」と強調。ファキーフ氏も「このビジョンが実施されるのを楽しみにしている」と応じた。 民間の共同事業に関する合意を踏まえ、トヨタは車体や部品の現地生産の市場調査を実施。三菱東京ＵＦＪ銀行は現地で銀行業免許を取得する。 また、日本取引所グループは現地の証券取引所へ運営ノウハウを提供。国営石油会社サウジアラムコとＪＸホールディングス、出光興産など複数の日本企業は協力関係を強化する。（2017/03/15-14:07）
〔写真説明〕日本とサウジアラビアの閣僚級会合で写真に納まる世耕弘成経済産業相（右）＝１４日午後、東京都千代田区
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