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次の材料は米予算教書〔私の相場観〕

2017/03/13 株式会社 時事通信社
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ニッセイ基礎研究所チーフ株式ストラテジスト井出真吾氏  今週行われる米連邦公開市場委員会(FOMC)やオランダ総選挙は、波乱無く通過するだろう。米国の利上げは、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見が行われる3、9、12月の年3回とみている。イエレン議長が15日(日本時間16日未明)の記者会見で、次の利上げに向けてどのような見通しを示すかが注目だ。  次の材料は、16日に予定されるトランプ米大統領の予算教書発表を受けた米議会の反応だろう。インフラ投資などの経済政策の内容は今までと変わらないだろうが、具体的な財源への言及があり、議会やムニューシン財務長官が好反応を示せば、円相場の1ドル=118円台、日経平均株価の2万円回復も見えてくるのではないか。  一方、予算教書に対して厳しい反応が出るとトランプ政権への期待がはがれ落ちるだろう。さらに、大統領選を控えるフランスなどで政治不安が高まれば、日経平均は一時、1万7000円程度まで下落する可能性がある。(2017/03/13-14:30)

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