米AIG、ハンコックCEOが辞任へ=業績不振で引責
2017/03/10
株式会社 時事通信社
【ニューヨーク時事】米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は9日、ピーター・ハンコック社長兼最高経営責任者(CEO)が取締役会に辞任の意向を伝えたと発表した。後任が見つかるまでは現職にとどまる。業績不振の責任を追及され、辞任に追い込まれた格好だ。 ハンコック氏は地銀大手キーコープ副会長などを経て、2010年にAIG入社。14年9月、損害保険部門トップから本体の社長兼CEOに就任した。 AIGは16年1月、一部事業の切り離しやコスト削減などを通じ、2年間で250億ドル(約2兆8700億円)を配当や自社株買いで株主還元する方針を決定。しかし、16年10~12月期に30億ドル超の純損失を計上し、「物言う株主」として知られる米著名投資家カール・アイカーン氏らから解任を求める声が強まっていた。(2017/03/10-08:06)
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