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国内経済は改善基調〔私の相場観〕

2017/02/28 株式会社 時事通信社
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三菱UFJモルガン・スタンレー証券景気循環研究所シニアエコノミスト宮嵜浩氏  国内の経済環境は改善しており、株価の持続的な上昇が期待できる。日経平均株価は3月末に2万円を超えていてもおかしくない。  製造業の景況感の改善が年明け以降、顕著だ。輸出向け製品需要が強まる中で、円安による企業の生産設備の国内回帰を背景に、製造業全般の生産が増えやすくなっている。安倍政権が昨年決めた28兆円規模の経済対策の効果が出始めている建設、不動産業も良好だ。訪日外国人客数も順調に増えている。1人当たりの支出額も反転、増加しており、インバウンド需要は復調している。賃上げの鈍さぐらいが懸念材料で、国内景気は極めて良好と言える。  リスクは中国の短期金利上昇が金融システム不安につながることと、トランプ米政権の景気刺激策に対する期待の剥落だ。リスク要因が顕在化した場合、日経平均は1万8000円程度まで下落しようが、現段階で可能性は低いと考えている。(2017/02/28-14:18)

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