東芝審査は長期化=特注銘柄の指定解除-清田CEO
2017/02/28
株式会社 時事通信社
日本取引所グループの清田瞭最高経営責任者(CEO)は27日の記者会見で、東芝の特設注意市場銘柄(特注銘柄)の指定解除をめぐる審査について、「相当時間がかかる」と述べ、長期化するとの見通しを示した。1年はかからないと思うが数カ月とは言えない」と語った。 東証は2015年9月、不正会計問題の発覚を受け、内部管理体制の改善を求める特注銘柄に東芝を指定した。東芝は特注銘柄の指定解除に向け、3月15日にも東証に内部管理体制確認書を再提出する。東証が改善を認めれば指定は解除されるが、改善が認められないと判断した場合、東芝株式は上場廃止となる。 清田CEOは、東芝の米原発子会社首脳が会計作業に不正な圧力を加えたとする内部告発が表面化したことを指摘。「事実であれば、内部管理の問題そのもの。相当広い範囲で改善状況をチェックしなければならない」と話した。(2017/02/27-20:41)
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