関西3地銀、来春統合=名称は当面維持-三井住友・りそな
2017/02/27
株式会社 時事通信社
三井住友フィナンシャルグループとりそなホールディングスは25日、関西を地盤とする系列地銀3行を、新たに設立する持ち株会社を通じて2018年春に経営統合させる方針を固めた。将来は3行の合併も視野に入れるが、各行のブランドが地元で浸透していることを踏まえ、名称や組織は当面維持する。3月上旬にも発表する。 三井住友が約2割、りそなが過半を出資して共同持ち株会社を設立。その下に、三井住友傘下の関西アーバン銀行(大阪市)とみなと銀行(神戸市)、りそな子会社の近畿大阪銀行(大阪市)を収める。持ち株会社の株式は東京証券取引所に上場させる方向だ。 3行は重複する店舗網の統廃合、事務部門の共通化といった合理化を進め、収益力を高める。りそなは、傘下の近畿大阪と大阪以外にも強みを持つ2行を統合することで、関西圏での事業基盤を強化。三井住友は国際規制もにらみ、統合を通じて系列地銀2行の保有株式売却を進めたい意向だ。(2017/02/27-14:07)
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