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世界初となる廃プラスチック削減債への投資について

2020/07/08 第一生命保険株式会社
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2020 年7月7日
第一生命保険株式会社
第一フロンティア生命保険株式会社
 

世界初となる廃プラスチック削減債への投資について

~第一生命・第一フロンティア生命の共同投資によるプラスチックごみ削減への貢献~

 

 第一生命保険株式会社(代表取締役社長:稲垣 精二、以下「第一生命」)および第一フロンティア生命保険株式会社(代表取締役社長:武富 正夫、以下「第一フロンティア生命」)は、Henkel AG & Co. KGaA(以下、「ヘンケル社」)が発行する廃プラスチック削減債を約 74 億円1購入しましたのでお知らせいたします。本債券は、調達資金の使途を廃プラスチック削減目的に限定した世界で初めてとなる社債であり、発行に向けてヘンケル社を含む三社で検討を進め、第一生命と第一フロンティア生命が発行額の全額を購入いたしました。なお、第一生命と第一フロンティア生命との共同での ESG 投資としても初めての取組みとなります。

 ヘンケル社は、ドイツに本拠を置く世界的な大手消費財メーカーであり、家庭用洗剤やシャンプー・歯磨き粉等の生活用品の製造・提供をグローバルに展開する企業です。ヘンケル社は、持続可能な社会の実現に向けた重点テーマのひとつとして廃プラスチック削減に積極的に取り組んでおり、2025 年までに包装材を 100%リサイクル・再利用可能とすることや、石油由来のプラスチック使用量を 50%削減すること、自然環境へのプラスチック廃棄をゼロとすることを目標に掲げています。

 本債券によって調達された資金は、ヘンケル社が製造する商品のリサイクル性の向上や、製造過程における環境負荷の少ない素材の使用率向上(プラスチック素材使用量削減)に資する取組みに充当されます。第一生命および第一フロンティア生命は、本投資を通じて、ヘンケル社の廃プラスチック削減に向けた取組みを資金面からサポートします。

 廃プラスチックは毎年 900 万トン近くが海に流失され、海洋生物や地球環境への深刻な影響が懸念されています。昨年開催されたG20 大阪サミットにおいて、2050 年までに海洋プラスチックごみによる新たな汚染をゼロとすることを目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」が共有される等、プラスチックごみ問題は世界的に重要な社会課題として認識されています。ヘンケル社は廃プラスチック削減に向けた取組みを行う国際アライアンスである Alliance to End Plastic Waste2の創設メンバーでもあることから、本債券の発行を契機に、同アライアンス参画企業の廃プラスチック削減取組みの更なる進展や廃プラスチック削減債発行が活性化することも期待しています。

 

※1 第一生命が約 53 億円、第一フロンティア生命が約 21 億円を購入。

※2 2019 年 1 月に設立されたグローバル・アライアンス。消費財メーカーや化学メーカーなど、世界 40 社以上が参加。

 

今後も引き続き、運用手法の高度化・多様化によって資産運用収益の向上を図るとともに、責任ある機関投資家として持続可能な社会の形成に寄与すべく、ESG 投資に積極的に取り組んでいきます。

 

リリース元:https://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/2020_032.pdf

この記事の情報発信者

第一生命保険株式会社

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