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現行水準、トランプリスク反映〔私の相場観〕

2017/02/23 株式会社 時事通信社
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SMBC日興証券チーフクオンツアナリスト伊藤桂一氏  国内企業の業績予想は上方修正基調にあるが、当初の想定より早く勢いに頭打ち感が出てきた。それでも各社の見通しを前提にすれば、日経平均株価2万円は決して高いレベルではない。現行水準は、投資家が注意深くなり過ぎていることを反映している。その要因はトランプリスクで、何を政策として打ち出すか不透明なためだ。  欧州発の政治懸念も加わり、米国の長期金利が従来のように上昇一辺倒ではなくなり、2.3~2.5%程度の狭いレンジで上下している。これにつれて為替レートも小刻みに動いており、従来の円安シナリオに対する不安感が台頭している。  不安定な金利や為替レートがリスクとして株式相場に影響することは否定できない。ここ1~2カ月の日経平均は2万円に行けるかどうかだ。国内企業の3月期決算の開示が始まる4月下旬以降は、もみ合う形となり、個別要因で動きやすい展開になる。(2017/02/23-14:22)

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株式会社 時事通信社

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