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ビットコイン取引、大きく成長へ=参入企業にシステム提供-テックビューロ朝山社長

2017/02/20 株式会社 時事通信社
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仮想通貨取引所「Zaif(ザイフ)」の運営や、ブロックチェーン(分散型台帳)関連の技術開発などを手掛けるテックビューロ(大阪市)の朝山貴生社長は、このほど時事通信の取材に応じ、仮想通貨ビットコインの取引ビジネスについて「2017~18年には、より大きな成長を見せるだろう」との見通しを示した。  ビットコイン相場は荒い値動きが続き、円建て相場は年初の乱高下の中で、一時はピークの約6割まで急落した。取引で大きなシェアを持つ中国で、当局による国内仮想通貨取引所への調査が行われ、取引所側が自主規制に動いたことが原因とされる。朝山社長は「高いボラティリティーはそもそもの前提。特に感想はない」と述べた上で、「逆に一定の価格下落しか見られなかったことは、世界的なビットコインの需要が下がってないことの証明だ」と強調した。  ビットコインの取引量については、匿名性の高さを利用して、一部で取引実績作りのための「かさ上げ」が行われていると指摘。「問題が露呈した場合、実際は市場が成長しているにもかかわらず、しぼんだように見えてしまうだろう」と懸念を示した。  法施行後、仮想通貨取引所ビジネスは金融庁の監督対象となり、金融業界などから新規参入が見込まれている。朝山社長は「技術力やセキュリティー体制の点で、皆が考えるより何倍も敷居は高い。参入する企業向けに、当社の取引システムや、流動性向上のためのカバー取引サービスなどを積極的に提供したい」と話している。(2017/02/20-06:59)

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株式会社 時事通信社

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