年度末、年末に二つの山〔私の相場観〕
2017/02/13
株式会社 時事通信社
第一生命保険株式部長岩渕康哉氏 今年の日経平均株価は年度末と年末に二つの山があると想定している。米国のトランプ大統領の経済政策が具体化する3月から4月ごろにかけて日経平均株価は2万円を突破するだろう。 足元の相場は、米大統領による経済政策の具体化を待っている状況だ。月末の米上下両院合同会議などで大統領の公約した大型インフラ投資、減税、金融規制緩和などの詳細が判明すれば、経済政策への期待が高まり、日経平均も上値を目指すとみている。 その後は、トランプ政権と米議会との調整が順調に進むのかを見極める必要がある。フランス大統領選など欧州の政治イベントも懸念材料だ。今後の動向を見定める動きになり、結果が判明するまで株式市場はいったん、調整局面を迎えよう。 トランプ大統領の公約に沿う形で予算が米議会を通れば、ドル高・円安が進み、日経平均は年末に向け再び上昇基調に転じると予測する。(2017/02/10-15:36)
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